海外で起業したい人がするべき準備

投資して欲しいと考えておられる起業家の方と、オンライン面談でお話ししていると、日本国内での需要に見切りをつけて、また、海外での需要に目をつけて、海外で起業をしようかと思っている方もおられるようです。

海外で起業するには、まず、その起業しようとする国、またはターゲットとしている国のことを、よく知る必要があります。例えば、人間性や国民性に加え、起業するのであれば、会社法を含めた法律にも、ある程度精通している必要があるでしょう。

また発展途上国では、起業しビジネスをするには、税務署(のようなところ)に賄賂を渡す必要があると言う話しも聞きます。これらを踏まえた上で、ビジネスとして成り立つのかと言うことを、吟見する必要があるでしょう。

では、どのようにして、海外で起業するための準備ができるでしょうか。これは、私の持論ですが、やはり、海外で起業するためには、現地に中長期で滞在する、またはした経験がないと、難しいように思います。日本にいながら、日本人の考え方で、日本の法律に基づいて起業プランを立てても、それは所詮、絵に描いた餅のように思います。


出資者の募集をされている起業家の方とお話しをしているなかでも、ターゲットとしている外国に住んでいるか、または住んでいたかどうか、というのは、提案して頂く起業プランの精度が違います。そのような起業プランは、例え何らかの事情で、エンジェルとして、出資に至ることがなくても、「ああ、この方はある程度まで成功されるだろうな」と思うこともあるほどです。

起業プランは、机の上で、頭とパソコンだけで練るものではありません。やはり、自分が何らか、体で経験して感じたものが、形になると私は思います。それが、自分だけではなく、友人・知人などから、共同出資を募ったり、私たちのようなエンジェル投資家や個人投資家に、出資を募って事業を始めようと思うなら、なおさらでしょう。

あなたが、海外で起業しようと思っていて、「何か起業のアイデアないかな」と探している状態であったり、既に起業のアイデアはあるものの、実はその国についてあまり知らないのだとしたら、その国にしばらく滞在する、または住んでみられるのはどうでしょうか。起業に適齢期はありません。焦る必要など、どこにも、ないのですから。


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