脱サラではなく、サラリーマンの妻が起業する時代です

サラリーマンをしている夫が脱サラをして起業し、妻はそれを応援するというのは、既にもう昔の話です。今は、サラリーマンをしている夫とは別に、妻が起業し夫はそれを応援するという形も、多くなってきたように思います。

私は、日々、投資家が欲しいと思っておられる起業家の方と、オンラインやリアルで逢って面談をしていますが、このようなサラリーマンの夫を持つ妻が、自ら起業して事業を始めておられる、または、始めようとされている方にも、多くお会いします

お話をお聞きしていますと、その目的は様々なようで、夫がサラリーマンとしての安定した収入を確保しつつ、妻の起業したビジネスが軌道に乗れば、夫も退社して一緒にビジネスを手伝うという方がいらっしゃる反面、夫は夫でサラリーマンを続け、妻は妻で独自の価値観で起業された方もおられます。

夫が解雇され、収入の柱が無くなった状態で、仕方なく起業したのでは、焦りや不安から、なかなか思うようにビジネスを成長させることが出来ないことが多いです。ですから、妻か夫のどちらが安定した収入源のあるうちに、もう片方が、起業し複数の収入源を持っておくというのは、利口な選択でしょう。


どのようなプランで起業されるかは、それぞれのようですが、女性は男性と違い、堅実なスタートを切る傾向にあるようです。男性はどちらかと言うと、お金をかけてスタートする方法を好みます。女性はその逆で、お金をかけずに、身の丈にあった成長を好むようです。

ですから、私がエンジェル投資家として、サラリーマンの妻が起業するプランへ、出資の検討をする場合、当たるか当たらないか判らないプランではなく、比較的現実的で、実現可能な範囲のプランが多いように思います。

これからは、案外、一般の家庭の収入源として「サラリーマンの夫と、起業家の妻でリスクを分散する」というような考え方が、主流になって行くかもしれませんね。そのために、私たちエンジェル投資家も、力になれるといいなと思っています。


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