お金儲けが出来ない5つの原因(三つ目)

前回は、「お金儲けが出来ない原因は、なぜお金が儲かるのかが判ってないからではないですか?」というお話をしました。今日は、「お金儲けが出来ない原因は、提供価格が適正でないからではないですか?」という質問です。

3.提供価格が適正でない

「提供価格を適正にする」というと、どうしても「あなたの提供する商品やサービスの価格が高すぎる」と言われている気がするかもしれません。しかし、そんなことはありません。

そもそも適正な価格とは、何を指すのでしょうか。私が思っている適正価格とは、「商品やサービスの、本来の価値に見合ったお金を頂く」と言う意味です。

販売する商品やサービスに、価値以上に高い値が付いていれば、1つあたりの利益率は高いでしょう。しかし、それでは数が売れません。そしてその、売れないものを売ろうとして、余計に広告費や人件費をかけるのでお金は儲かりません

またその逆で、提供する商品やサービスに、価格以下の低い値が付いていればどうでしょうか。薄利多売で飛ぶように売れて儲かるのでしょうか。1つあたりの利益率は低いですが数が売れるので、利益は膨らみ儲かるように見えます。

価格以下の低い値が付いていれば、人は集まるかもしれませんが、その商品やサービスを提供するのに、人件費などの変動費が比例して増えていくのであれば、これも儲かりません(しかし、これは売り方によって変わりますので例外もあります)。


お金儲けをしようと思えば、当然ですが、お金が残らなければなりません。例えば、商品の販売であれば、売ったお金から、仕入れた(または作った)お金を引いて、お金が余っていなければいけません。

さらにその余ったお金から、事業に必要な経費、例えば家賃や光熱費、人件費などを引いても、まだ余っていなければ、とてもお金は儲からないのです。

「これくらいは貰わないと、割にあわない」とか、逆に「なるべく安く提供したい」という気持ちも判ります。しかし、物事は全てがバランスです。

「これくらいは貰わないと、割にあわない」と思っても、誰かに買ってもらわないと利益がでないのですから、上げすぎてもいけません。

同じように、「なるべく安く提供したい」と思っても、利益がでなければ、あなたの事業が存続することが出来ず、継続して商品やサービスを提供することが出来なくなってしまうのですから、下げすぎてもいけません。

どちらかに偏ることなく、価格と利益がバランスする場所、そこが適正な価格ではないでしょうか。もう一度、あなたの商品やサービスの価格が適正かどうか、見なおしてみられてはいかがでしょうか。

さて、次回は、4つめの「お金儲けが出来ない原因は、ターゲットが悪いからではないですか?」という質問です。


投資家ブログ一覧を見てみる

エンジェルコラムを見に行く

あなたが知りたい情報をサイト内から素早く探す