出資先にはストイックな起業家が多かった？
先日、実際に投資させて頂いた起業家の方と、会議の後に食事をしながら、少しお話していたのですが、そこで感じたことがありました。それは、「起業家には、ストイック（自分に厳しい）な方が多い」ということです。
断っておきますが、これは単に私が、自分が出資させて頂いた、起業家の方を見ていて思っただけなので、一般的かどうかは知りません。しかし、私の投資させて頂いた起業家の方には、驚くほどストイックな方が多いのです。
彼や彼女たちは、現在、一緒に行っている事業プランに対して、立ててる目標数値や行動については、もちろん、高い目標を掲げて事業を進めて行きます。そしてその目標や数値を、結構、高い確率で達成していきます。
決して低くない目標を、高確率で達成するというだけでも素晴らしいのですが、実は、それだけではないのです。驚くべきことに、彼や彼女たちは、事業以外の部分でも、ストイックな生き方をしておられます。
その様は、驚きを通り越して、尊敬に値します。何に対しても「自分が決めた目標に到達するために、やるべき時期とやるべき事を明確にし、それを、確実に実行して行く」と言うことを、とにかく徹底しています。
仕事は、きっちりだけど、後は手を抜くということはありません。一部のことだけでなく、生き方すべてがそうなのです。例えば、学生時代の勉強から、サラリーマン時代の営業まで、同じようにストイックな話が満載です。
そのような生き方をしてこられた起業家は、今まで「自分が決めたことは達成してきた」ということが、自信となって表に、にじみ出ています。そして、これからの人生でも、今までと同じように「自分が決めたことは達成する」と決めています。
ここまでくると、もはや「根拠の無い自信」では無くなっている気がします。事業プランや起業計画書では、「ちょっと頼りないな」と感じる部分があっても、その生き様を見ていると、そんな不安も吹き飛ぶことも少なくありません。
とは言うものの、これも正解はひとつではありません。私の周りにも、とてもマイペースな方が、決してストイックでは無いですが、ご自分に合った形で起業され、短期間で一定の成功まで、たどり着かれた方もおられますので、向き不向きはあるでしょう。
ですから私は、「起業家は、ストイックに生きなければならない」とか、「エンジェルや個人投資家、ベンチャーキャピタルに出資してもらおうと思ったら、ストイックに生きなさい」というつもりはありません。
あなたは「誰かの真似」をするのではなく、あなたに合った方法で、起業すればいいのです。どのような方法であるにせよ、あなたの起業プラン、それは十分に価値があるものなのです。さあ、自信をもって、歩き出してみられてはいかがでしょうか。
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