知っていますか?社会に貢献できる事業〜2種類の起業法〜

誰かから「ありがとう」と言ってもらえるのは、誰でも嬉しいものです。それは、親子兄弟などの家族からであっても、友人や同僚などの間柄であっても嬉しいものです。ましてや「あなたにお金を払って」、尚且つ「ありがとう」と言ってもらえるなら、これほど嬉しいことはありません。

ですから「ありがとう」と言われたい、そして「起業するのであれば、何か世の中の役に立ちたい」と考える方がいらっしゃるのも当然です。しかし、この「社会貢献としての起業」には、2種類の方法があるのをご存知でしょうか。今日は、その2種類の方法をお教えしましょう。

1種類目:直接的貢献法

利益を追求するのではなく、利益を最小限まで減らし、必要最低限の経費のみを頂くことにより、「直接的に社会に貢献する」方法です。NPOなどの非営利組織で行うこともありますが、様々な理由から、株式会社として事業を行うこともあります。

利益を最小限まで減らしていますので、当然、価格も安くなります。そのため、高齢者や低所得者の方へ、必要とされているサービスを提供できるという社会貢献を目的として、起業されている方もおられます。


2種類目:間接的貢献法

利益を追求して、利益を最大化するのですが、その利益を使って、「ボランティアに近いサービス」を提供したり、また「企業としての寄付」を行うことにより、「間接的に社会に貢献する」方法です。営利を目的としていますので、通常は株式会社など営利段団体としての形態を取ります。

利益を最大化するというのは、企業が存続するために必要な行為ですが、当然、提供できる価格は、ある程度の水準となってしまいます。そのため、提供できる層は限られる場合もあるのですが、そこで得た利益を還元することにより、間接的に社会貢献されている起業家の方にもお会いします。



どうでしょうか。上の2種類の「世の中の役に立つ起業方法」は、全く逆の方法のように見えます。しかし、どちらも「方法」が違うだけで、「社会貢献としての起業」という目的は同じなのです。

「方法」に拘るあまり、「目的」を見失わないようにしましょう。どのような分野で起業しようと、どのような方法であっても、それを社会貢献に結びつけることは、いくらでもできるのです。柔軟な考え方を持ち、あなたに一番適した方法で、「社会貢献」と言う目的を果たせばいいのです。あなたももう少し、肩の力を抜いて考えてもいいのかもしれませんね。


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