起業プランはあるものの、起業するお金が無いから、起業するお金を出して欲しいという相談。
それが「これは!」と思うプランなら、喜んでお金を出すのだけど、ほとんどの場合、「え?どうしてこれが上手くいくと思うの?」と聞き返してしまう。
世の中には、本当に多くの「欲」があり、その欲を満たすために、さまざまな仕掛けが用意されており、その仕掛けのひとつにビジネスがある。
だから、もちろん起業プランにも、「欲を満たす」ことが必要で、ただ「私はこれがやりたかったんです!夢だったんです!」というものは、何の役にもたたない。
ところが、これが実に多い。これはまさに「自己満足」でしかない。(ただこれを投資面談で言ったりすると、100%凄い怖い顔で睨まれる)
街を散歩してても、新しくオープンしたお店を見たり、広告で新しいサービスを見たりするが、その中にもたくさんの「自己満足」が見受けられる。
「ああ、この店、何の勉強もなく、誰からもアドバイスをもらわず、始めてしまったんやな~」と思うが、まあ、私が出資した訳でもないので、潰れるまで見ているしかない。
私自身が起業することは、もうないが、もしするとしても「この人の、このサービスは唯一無二だ!」と思えるほどのプランが見つからない限り、虎の子の現金を、そのビジネスに投下することはしない。
誰がやってもできて、誰から買っても同じで、ただ値段が安いだけだったりするような「安易なビジネス」には、間違ってもお金を使うことはない。
もしあなたが「お金がないから、自分の起業プランにお金を出して欲しい」と考えるなら、お金を出す人が、「唯一無二のサービスだ!」と惚れるほどの起業プランかどうか、真剣に考えて見て欲しい。
それは、あなたの自己満足、前からやってみたかった欲を満たすだけのものに、なっていませんか?一度考えてみてください。