好きになるかどうかは君の年収を聞いてからにします

人が人を好きになるのに、基本、「その異性が持っている資産の量」とか「彼や彼女の年収」は関係ありません。そのため、時に相手があまり所得のない人でも、好きになってしまうのを止めることはできないでしょう。

しかしもし恋愛に、「お金の量を加味して、愛の量を決める」という人がいたらどうでしょうか。その人はきっと良いパートナーに巡り合うことは難しいでしょう。さて、これをそのまま事業に当てはめることはできるでしょうか。

それは例えを挙げると、「儲かる儲からないは置いておいて、起業家の自分が行っている事業に惚れ込んで、投資や融資を行って欲しい。そんな人から資金調達を行いたい」という考え方です。これは一見すると、とても素晴らしいことを言っているように聞こえますが、実際問題、これは可能なのでしょうか。

誤解を恐れずに言えば、これは不可能と言えます。なぜなら、「恋愛(または結婚)」と「事業活動」は、そもそも目的が違うからです。恋愛は利益を出す必要はありませんが、事業活動はそうではありません。

利益を出すことによって、その利益を還元することが、事業の目的の一つでもあるのです。そして、その事業活動に資金を提供する銀行などの融資や、個人投資家からの出資も同様です。融資も投資も、基本は利益を得ることが目的なのです。

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つまり、すべての活動が営利活動である以上、それがどれほど社会性がある事業であるにせよ、基本は利益を度外視して、投資や融資を検討することはできないと言うことです。なぜなら、先程も書いたように、「利益を出すための活動だから」です。

起業家も(そしてもちろん投資家も)、ここを取り違えてはいけません。どちらの側も「目的は利益を出すこと」であるのを忘れてはなりません。事業はそのための方法なのです。目的と方法を一緒にすると、方向性が大きく狂っていきますので気をつけるようにしてください。

とは言えわたし達は人間ですから、「お金以外のところで魅力を感じて欲しい」という気持ちがあるのも判ります。しかし、それにはある程度の時間が必要なのかもしれません。それはちょうど、恋が愛に変わるのに時間が必要なのと同じです。

さあ、あなたの新規事業や新規ビジネスはどうでしょうか。それを金融機関や個人投資家へ説明し、プレゼンテーションを行うときに、利益についての話をすることなく、理想だけで話をしていないかを一度考えてみるといいでしょう。


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