周りに納得できず正しいことをしたいあなたへ

世の中には、納得できないことがたくさんあります。いつもの日常を見回してみても、テレビや新聞のニュースを見ていても、「こんなことが許されていいのか」と思うことも少なくないでしょう。今日は、そんな「周りに納得できないあなた」へのメッセージを書いてみたいと思います。そうです、今、自分自身を指して「わたし?」と言ったあなたに向けて書いています。

例えばあなたが会社員であれば、

  • 顧客より利益を優先する考え方
  • 長期的な成長を台無しにする短期目標
  • 会社の私物化をしている役員や社長
  • 業界内の談合や癒着
  • 不公平な評価や報酬
    などに不満があるかもしれません。

また、あなたが子供を持つ親であれば

  • 塾や習い事の教育方針
  • アレルギーを持つ子供への対応
  • ゲームと勉強におけるバランスの欠如
  • 障害を持つ子に対する考え方
  • ひとり親(シングルマザー/シングルファザー)などへの支援
    などが不満の種になっているかもしれません。

このような不満がある場合、あなたはどうすればいいと思いますか。ここで多くの人は、間違っている人へ「正しいことをさせるべき」と考えます。しかしこれは多くの場合、自分を疲れさせてしまうだけで、良い結果を生むことは少ないように思います。では、具体的にあなたはどうすればいいでしょうか。

このブログを読んでくださっている方は、きっと起業家や起業家予備軍の方だと思います。ですから、それを前提に助言させて頂きます。いつも言いますが、これはわたしの持論ですので、参考程度にしてくださいね。


まず、先にあげた「正しいことをさせるべき」という考え方についてですが、ここで「正しいことは人によって違う」ことを認めてください。あなたにとって「正しい事」であったとしても、ほかの人(例えば、あなたの夫や妻、雇い主や同僚など)にとってそれは「間違っている事」かもしれません。

これを認めるのは大切です。「正しい事」は、それぞれ置かれた立場で変わってくる場合もありますし、それぞれが育ってきた時代や環境、また生き方や人生観でも大きく価値観が変わってくるからです(実際、あなたもこの価値観の違いで、友達や恋人とケンカしたことがあるはずです)。

次に、「全員が自由である」ということを認めてください。会社や社会で、ある人達がどのように発言し、また行動するかはその人達の自由です。もちろん、その人たちが自分の言動に対して責任をとるべきときが来るかもしれません。しかし、それはその人の生き方であって、あなたがコントロールする必要はありません(もちろんコントロールする権利もありません)。

あなたも、そしてあなたが「正しくない」と思っているあの人も、それぞれが自分に与えられている、たった百年足らずの寿命を、それぞれが正しいと思う方法で生きているに過ぎません。それぞれが、自ら幸せと思える生き方をするしかありません。そして、自分がその人達と関わりたくなければ、いつでも自由に離れる(例えば、退職したり縁を切ったりする)ことができるのです。

もちろん人は生活する必要がありますから、退職などは簡単には行かないも少なくありません。そのために、ある一定の期間は我慢する必要があるかもしれません。これもまた、あなたの選択です。

しかしここでひとつ言えことがあります。それは、起業家または起業家予備軍のあなたには「それら全てが起業のネタになるかもしれない」ということです。あなたに不満があるということは、多くの人が不満に思っている問題かもしれません。

問題を指摘するだけでなく、問題を解決するとしたら何ができるでしょうか。そうして違った視点で不満を眺めてみると、また違ったものが見えてくるかもしれませんよ。腐らずに、頑張ってみてください。そして、そんな起業家が立ち上がろうとするとき、資金面で力になれる個人投資家でありたいとわたしは思います。


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