成功への近道？友達が成功したビジネスで起業
あなたの友達が、あるビジネスを始めて儲かっているからといって、あなたが同じビジネスを始めると、同じように儲けられるでしょうか。そう思う人もいるようですが、残念ながらわたしはそうは思いません。なぜなら、事業の成功と失敗を分けるのは「何をやるか」ではなく「どのようにやるか」が大きいと思うからです。
周りを見渡してみてください。例えば服や靴などの日用品を売っていても、上場するほどの利益を出す会社もあれば、全然売れずに閉店していくお店もあります。また、自動車メーカーであっても、高い利益を出しているメーカーもあれば、利益を上げられずほかに吸収されていくメーカーもあります。
確かに時代によって、流行の業界はあるでしょう。しかし、それだけで利益を出し続けていくことはできませんし、流行に乗って同じようなものが乱立しだすと、必ずその中で競争が起こり、優位性を確立できないところから、順に淘汰されて潰れていきます。
これは相場も同じですが、そもそも周りが儲かっているのを見てから、儲かると思って始めているのでは既に遅すぎます。サーフィンで言えば、波に乗っている人を見てから、その波に向かってボードを漕ぎ出すようなものです。当然、波があった場所に辿り着いたときには、既に波は無くなっていることでしょう。
わたしは決して「儲かるビジネス」を否定しているのではありません。「他の人が儲けているからといって、同じジャンルに参入して儲けようとする」という安易な考えを否定しているだけです。では一体どのようにして利益率の高いビジネスを見つければいいのでしょうか？
それは「この会社は本当はどこで利益を出しているんだろうか」と、いつも利益の源泉を考える癖をつけることです。そのように考えていると、本当に利益の高いビジネスを見つけることができます。そしてあなたに、そのようなビジネスが見つかれば、わたしはぜひ出資したいと思います。
それは簡単なことではないかもしれません。しかし簡単でないからこそ、やりがいがあり、一度見つけることができれば、周りの敵はなかなか参入してくることはできません。それは長い期間、あなたのビジネスが高い利益率を確保できることを意味します。さあ、安易な考えを捨てて、もう一度あなたの起業プランを考え直してみませんか？
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