あなたは起業家に向かない、こんな言葉を吐いていませんか

言葉には、不思議な力があると私は思っています。「言霊(ことだま)」などと言う言葉も有るくらいですから、昔から、言葉には秘められた力があると信じられていたのでしょう。

言葉は、口から出ると、その言葉を口にした本人の耳に一番最初に入ります。あなたが、誰かに対して発した言葉でも、それは、誰よりも早くあなたの耳のほうに到達するでしょう。

実は、人間の脳は、言葉が耳から入って来たとき「それが誰の言葉か」とは考えていません。それが、人が言った言葉でも、自分が言った言葉でも、潜在意識(自分が認識していないほど深い意識です)では、それを信じてしまうのです。これを意図的にするのが、催眠術ですね。

例えば、あなたがいつも、「私は運が悪いんだ」とか、「僕はいつも失敗する」と言っていれば、潜在意識は、それを信じて、そうなるように行動してしまいます。つまり、「運悪く」「失敗するように」行動し、その結果、言った通りになるのです。もちろん、その逆も然りです。

ここまでは、よく言われることですね。さて、ここからは、応用編の起業家向けの話です。起業家に必要な素質の一つに、私は、「柔軟な思考」というのがあると思っています。そしてその、柔軟性を阻むマイナスの言葉が、「べき論」だと思っています。


「べき論」とは、「これは、こうあるべき」とか「アレをするなら、この方法ですべき」と、全てにおいて自分の固定観念を持って考え、また話すことです。このような「べき論」で考えていると、新しい発想は生まれません。

また「べき論」で話していると、起業家に大切な「問題解決型」の思考にはならず、「問題指摘型」の思考となってしまいます。このような、思考停止の起業家になることは、あなたに取って致命傷です。

そうならないために、あなたは、固定観念に縛られる基となる「べき論」を避けるようにするのが懸命です。何故なら、最初にお話したように、人間の脳は、あなたがいつも言っている通りに信じてしまうからです。

あなたが、固定観念に縛られた言葉を発していると、あなたの脳は、柔軟には考えられなくなってしまいます。もしあなたが、「べき論」で話してしまう癖があるから、今日から「べき論」を捨て、「あり論」へと変えて下さい。

どんな時にでも、「ありだね」と言い、可能性を否定しないのです。このような柔軟な言葉を使うだけで、あなたは驚くほど、柔軟な思考が出来るようになるはずです。それは、起業家に取って、とても重要な素質です。あなたの成功をお祈りしていますよ。


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