起業の成功率が1%しかなくても大丈夫な理由

「私は起業したいのですが、起業の成功率はどれくらいでしょうか?」もし、あなたが起業しようとしているなら、ほかの人にこんな質問をしているようでは、いけないと私は思います。

多くの人は、起業の「成功率」を、学校の受験や国家試験などの「合格率」と、同じように考えているように思います。受験や国家試験の場合の合格率は、相対順位(他人との比較で順位が決まるもの)ですから、周りに自分より出来る人が多ければ多いほど、自分が合格する確率が落ちます。

しかし、起業家は、周りとの比較で、成功と失敗が分かれる訳ではありません。受験や国家試験の合格が、相対順位だとすると、起業での成功は、絶対順位(比較ではなく、自らの価値のみで順位が決まるもの)だと言えるでしょう。

そのため、どれだけ「起業の成功率は、1%しかない」と言われたとしても、あなたの起業プランや事業プランが、需要と確実にマッチしていれば、あなたが失敗することはあり得ないのです。もちろん、その逆も然りです。


私自身、副業をしながら会社員として勤め、その後サラリーマンを辞めて起業しましたが、自分の経験から「一般に言われている確率」が、どれほど無意味であるかを、良くも悪くも経験しました。どれだけ難しいと言われていても、いとも簡単に行ったこともありますし、その逆もありました。

あなたも、「起業の成功率の高い低い」で、自分が起業するかどうかを決めているようではいけません。「起業した場合の成功率」と、「あなたの起業が成功するかどうか」には、何の関連もないのです。あなたはただ、あなたの起業プランや事業プランに需要があることを確認し、その失敗率をゼロに近づけることを考えて、起業すればいいだけなのです。

この「なんでも数字で考える」と言うのは、一見、合理的に見える考え方です。このような考え方は、どちらかと言うと、男性に多いのかもしれません。しかし、これは大きな罠ですので、気をつけてください。確率の罠に捕らわれて、前に進むことが出来なくなってはいけません。さあ一歩、踏み出してみましょうか。


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