フリーターから起業するための3ステップ

現在、フリーターをしていて、いまさら就職はできない。でも、このまま年を取って、フリーターのままというのは不安。だから、いっその事、起業でもしてみようか。そう考える方も、年々増えているようです。

もちろん、起業は「ラーメンでも食べに行こうか」と言うノリで、簡単に出来るものではありません。でも、逆に難しいのかと言われれば、実はそんなに難しいものでも無いのです。もちろん、否定的な意見は沢山あるでしょうが、ここでは「どうすればフリーターから起業できるか」という肯定的な意見で進めて行きます

「何で起業するか」を決める

これは、フリーターから事業を興すときには、否が応でも決めることになるでしょう。ちなみに、私は起業して「何をやるのか」を決めずに起業して、一年で資本金の全てが無くなりました。(詳しくは投資家としての歩みをご覧ください)

起業プランを決める時には、あなたが今まで「不便だ」と思ったものや、「このようなサービスがないか」と思って探したものなどが、参考になることも多いものです。あなたと同じように感じた人が多い程、あなたがその「不便を解決するサービス」を提供することで、あなたの顧客となる可能性が高いのです。

その「不便を解決するサービス」が、もし、あなたが現在フリーターとして関わっている業界のものであるなら、知識がないほかの人が起業するよりも、確実に成功の可能性は高まるでしょう。焦ることはありませんので、休みの日や仕事が終わってからの時間を使って、じっくり考えましょう。

時給1円を受け入れる

これは、フリーターと起業家の大きな違いです。フリーターは、あらかじめ決められた時給や日給がもらえます。どのようなことがあっても、基本、あなたが働きさえすれば、給料日にはお金が振り込まれます。あなたは、そのお金で家賃を払ったり、食事をしたりすることが出来るのです。

しかし起業家は、誰かが給料を払ってくれる訳ではありません。どれだけ働いても(1日20時間働いても)利益が1円しか出なければ、時給1円となることもあるのです。もちろん経費が利益より大きければ、時給がマイナスになることもあり得ます。

「働いたから当然にもらえる」という意識は、起業した瞬間に捨てる必要があります。その代わり、逆に、事業が軌道に乗れば「働かなくてももらえる」という状態になることもあるのですから、ここは両方合わせ飲むしかないでしょうね。


あとは覚悟

とは言え、今、起業するからと言って、あなたには「失う職歴が無い」というのは幸いでしょう。通常、脱サラで起業するサラリーマンなら、「今の会社の看板や職歴、肩書や安定した給料や待遇など、全てを捨てて起業するんだ」となります。そのため、脱サラして起業するには、相当の覚悟がいることでしょう。

しかし、幸いフリーターのあなたなら、起業家が水に合わないと思ったら、またフリーターに戻ればいいだけです。そして、次の起業のチャンスを待つだけです。そう思えば、肩の力を抜いて、起業家へチャレンジ出来る環境にいるといえるのではないでしょうか。



何事も、「出来ないように」考えれば、出来ない理由が山のように思いつきます。しかし、その逆に、「出来るように」考えるだけで、出来る理由も山のように思いつくものです。

最後は、あなたの覚悟一つです。成功しても失敗しても、誰のせいにもできませんが、あなたが自分の行動と結果に責任を持ち、自ら一歩を踏み出したとき、あなたの周りの縁や運も動き出すことでしょう。せっかく「起業」の2文字を意識したのです。覚悟を決めて、歩き出す時が、もうそこまで来ているのかもしれませんね。


投資家ブログ一覧を見てみる

エンジェルコラムを見に行く

あなたが知りたい情報をサイト内から素早く探す