起業する人たちに投資するエンジェルという制度があるって聞いたけどホント？
起業して創業間もない人や、これから起業する人に、投資（出資）などを通じて、資金を提供する「エンジェル」という制度があって、そこに申しこめば、お金を調達できるらしいという、まことしやかな噂。本当なんでしょうか。本当なら、どこに申しこめばいいのでしょうか？
「区や市の役所に行って、【エンジェル課】という所に行けば、簡単に申し込めますよ」等と言えればいいのですが、残念ながら、そのような部署はありません（期待しましたか？ゴメンナサイね）。残念ながらこれは、国や行政が用意している、何かの制度ではないので、どこかに行って申請できるという類（たぐい）のものではありません。
そもそも、エンジェルとは、「創業時のベンチャーや起業家に絞って、出資や投資を行う個人投資家」の事ですので、これは国や行政の役目ではないと私は思います。では、エンジェルが居ないのかというと、そんなことはありません。そのような「制度」がないというだけです。
日本では、まだまだ数が少ないと言われていますが、規模の差こそあれどエンジェル投資家は存在しています。ですから、エンジェル投資家を見つけて、あなたの起業プランや事業プランを持って、彼（彼女）たちにプレゼンテーションを行い、出資を募るということは十分可能です。
誰でも、何か用意された「申し込み用紙」に記入して、申請するようなものではありませんので、その門は狭いでしょう。しかし、門が狭いということは、そこを通る起業家も少ないのです。その門を、あなたが通るだけで、まずは他の起業家より、資金調達において一歩先に踏み出せたということではないでしょうか。
そもそも、あなたは起業すると決めた以上、「誰かが用意してくれたもの」に手を伸ばそうとするのを止め、これからは「自分で用意したもの」を得ようとしなければなりません。この意識改革は、自ら意識して行わないといけません。そうでないと、起業して何年経っても、子供のように「誰かに用意してもらわないと出来ない」、ダメダメ起業家になってしまいます。
私は、あなたにそうなって欲しくはありません。行政や国や用意した制度がないからといって、諦めてはいけません。私を含め、エンジェル投資家は、あなたのような起業家を、日々待っているのです。用意されている制度ではないからこそ、そこに自ら手を入れて、掴み取ろうではありませんか。
私も毎日のように、あなたのように出資者募集を行っておられる起業家の方と、起業家面談をさせて頂き、実際に出資?させて頂いております。あなたとお会いし、あなたの起業プランや事業プランを持って、出資の提案を頂ける日を楽しみにしていますね。
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