起業家（個人事業主やSOHOを含む）は、寂しい時どうするの？
「起業家（個人事業主やSOHOを含む）が、ひとり、または少数で仕事をしていると、寂しくなりませんか？」「寂しくて仕方ない、そんなときはどうしていますか？」という、よくある素朴な質問です。
確かに、起業家は寂しいと感じることもあるでしょうね。寂しいというか、私は、孤独と表現するほうが正しいような気がします。これは、起業する前にアイデアやプランを練っている時も、実際に起業した後も、ずっと付きまとうものかもしれません。
私は、少し厳しい言い方かもしれませんが、そのような起業家特有の孤独や寂しさは、起業家には必要だと思っています。何故ならその孤独や寂しさの中で、より深く考え抜くことが出来ますし、またそれらに耐えるだけの精神力も、同時に鍛えられていくからです。
そうは言うものの、人によっては耐え難い苦痛に感じるでしょう。私も起業家時代には、文字通り膝を抱えて泣いたこともありました。それでも、これは、家族や友人が一緒に居て、紛れるものではありませんので、乗り越えるしかないと思います。
この孤独は、例え自分の会社の取締役や、身近にいる起業家仲間でも、残念ながら晴らすことは出来ないと思います。なぜなら、「起業家であるあなたと、全く同じ温度で、全く同じ方向性を見て、今の事業を見られるのは、あなたの他いないから」です。
あえて挙げるとすれば、あなたが起業する際、起業家のあなたに出資をしたエンジェルや個人投資家は、あなたと同じ目線で、今の事業が見られる、唯一の人かもしれません。お互いに、方向性や利害も一致していますし、彼（彼女）たちも、起業家経験がある人も多いので、あなたの寂しさや孤独も理解してくれることでしょう。
実際、私も、既にエンジェルとして出資している起業家の方の相談や、悩みなどをお聞きすることがあります。ビジネスの話はもちろんですが、時には、家族・恋愛・人生・ペットの話まで、何時間も話をすることもあるほどです。
あなたが寂しさや孤独に弱く、起業されようとする際に、出資者を募集しようと思っておられるなら、孤独や寂しさを理解してくれそうな、起業家としての経験のあるエンジェルを、探されるのも良いかもしれませんね。お互い、人間と人間ですので、好き嫌いがあって当然です。あなたが、あなたとフィーリングの合うエンジェル投資家と出会えますように。
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