日本はもっと起業家の教育や育成をすべき?

日本は、起業家やベンチャーが少ないと言われています。では、もっと国や自治体、また既存の会社の社長みんなで、起業家を育成したり、教育したりする仕組みを作るほうがいいのでしょうか

私は、そうは思いません。なぜなら起業家は、育成されたり教育されて、作られるものではないと思うからです。もちろん、学んだほうがいい知識はありますよ。しかし、それは自分が学んでおらず知らなくても、外部に頼んだり、人を雇うだけで解決する程度の問題です。

例えば、会計の知識がなくて帳簿をつけられなくても、マーケティングの知識がなくて集客できなくても、ウェブの知識がなくてホームページを作れなくても、全然構いません。できる人にやってもらえばいいだけです。

起業家は、育てたり教育したりしなくても、最初から起業家です。自ら考えて、手探りから始め、次第に自分の形を作り出していきます。だからこそ、不測の事態が起きても対応することができると思います。もし、彼(彼女)たちが、教育機関や育成機関などで教えてもらってビジネスを始めても、不測の事態が起きた時、対応することはできないでしょう。


もし創業したいと思っている人が(あなたは違うと思いますが)「私は、もっと◯◯してもらわないと起業できない」と言って、ただ誰かが何かをしてくれるのを、口を開けて待っているのだとしたら、それはもう致命的です。教育や育成以前の問題だと思います。

起業すると決めたなら、自ら考え、自らの責任で、自ら行動する。たったこれだけのことなのです。誰かに教えてもらう事も、教えてもらう必要もありません。あなたが持っているものだけで、十分なのです。

人もお金を物も、すべて外部から調達できるものです。唯一、外部から調達できないのは、起業家のあなたのみです。唯一無二の存在に、自信を持ってください。創業する前の今、目に見える支援機関はありませんが、ビジネスをスタートさせて進んでいけば、きっと、あなたに手を差し伸べる支援者は現れることと思います。自信を持って進んでください。


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