起業を成功させる人だけが知っている
起業家にとって「成功する」というのは、当然目標のひとつだと思います。出資を希望されている起業家の方とお話していると、よくこの「起業の成功」という言葉を聞きます。
しかし、この成功とは何なんでしょう。これは、きっと、創業される方一人ひとり違うと思うんです。役員報酬が年棒１億を超えたら成功でしょうか？海外に進出したら成功でしょうか？上場したら成功でしょうか？
人生でも起業でも、ある一定ラインを決めて、「ここまできたら成功」というものを決めておいてもいいのかもしれません。ただ漠然と「成功したい」と言っても、考えても、自分自信が、どこが起業の成功なのかを判ってなければ、実現しようがありません。
出資者を募集されている起業家の方に、私が尋ねたとき、はっきりと説明できる方は多くありません。具体的にイメージできれば出来るだけ、実現する可能性は高まると言われます。（これは人生でも同じらしいですよ）
あなたが起業したときの成功は、どのような状態ですか。あなたはどんなオフィスで、どんな椅子に座り、どんな人に囲まれ、どんな景色が窓から見えますか？その状態を想像したとき、あなたは「私は成功した」と本当に思うことができますか？
あなたは何時までどこで仕事をしていますか？仕事が終われば、誰とどのように過ごしたいですか？あなたはどこに、誰と住んでいますか？その部屋はどのような部屋でしょうか？具体的にイメージしてください。
そしてそのどの場面を思い描いても「私は成功した」と言えるのかどうかを考えてみてください。起業での成功は、ひとつではありません。軌道に乗った後、子供に後を継がせる人、事業や会社の株を第三者に売却して退職金を得てリタイアする人、自分の最期の時まで、会長として会社を見守る人。
本当に、いろんな形があります。あなたが命を与える起業。その結果を、どこに持っていくのか、それを導くのもあなたです。あなたが決めた成功へ向かって進んで行くことになるのです。
あなたが、もし、まだ「成功の定義」が決まっていないと思ったなら、起業前に、または起業後でも、少し立ち止まって、そう数日の時間を取って、「起業と人生の成功とは何」と自分自信に問いかけてみてもいいかもしれません。
さあ、忘れないうちに、そう、今週の週末にでも時間を取ってみませんか？
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