起業家に必要なものベスト3

起業するのに必要なものは、3つあると思います。これ以外にも、色々ありますが、最低限これが無ければ、始まらないだろうと思うものをあげてみます。

目的

起業は目的ではなく、ただの手段ですから、何か目的があるはずです。何かを提供するという目的を持っているというのは、最低限必要なものの一つではないでしょうか。

ここで気をつけないといけないのは、目的がどちらに向いているかということです。目的の方法が「私(たち)」ではなく、「あなた(たち)」に向いていることを確認してください。

例えば、「私たちがこれを広げたいから」とか「私たちがお金持ちになりたいから」というのは、違うと思うのです。「あなたが必要なものを提供する」というスタンスで起業することが、私は必要ですし大切だと考えています。

一貫性

一貫性は、必要なものの一つです。これがないと、軸がぶれてしまいます。せっかく決めた方向も、思いつきで変更しているようでは、資力も労力も無駄になります。


これは、前述した「目的」を持つことにも通じることです。一貫性を持ち、方向性を保つことは、特にスタートアップの起業に、大きな力となるでしょう。

柔軟性

これは、いっけん「一貫性」と相反するように聞こえますが、実はそうではありません。柔軟な考え方、柔軟な対応、これを一貫性と合わせ持てるというのは、起業に必要なもののなかで、大きな部分をしめると思います。

竹のように、軸を持ちながらも柔軟な考え。これがなければ、今はよくとも、変化し変動していくターゲットへの対応ができません。また、従業員に対しても、ステージによって対応が変わってきます。そのため、柔軟であれるというのは、特に必要なものの上位にあると、私は思っています。



ここにあげた「起業家に必要なもの」には、人やお金は入っていません。それは、人やお金が必要ではないと言う意味ではありません。それらは、起業家になくても、調達すればいいだけのものです。

必要な人は雇用すればいいですし、必要なお金は融資や、出資によりまかなえばいいと思います。しかし、起業家として必要なものは、あなたしか持ち得ません。そういう意味で、起業家は唯一無二の存在なのです。あなたは、上の3つを持っていますか?


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