起業した人はみんな働いてお金をためて起業したんですか?

ビジネスを始めるとなると、大なり小なりのお金が、必ず必要になってきます。それは例えば、仕入れ資金や、人を雇うお金、何かのシステムを作ったりするためなど、用途は起業家によって様々です。さて、その必要なお金を、みんなはどうして持ってきているのでしょうか

起業する人には、様々な人がいます。サラリーマンから脱サラする人、高校生や大学生、主婦から定年を迎えた方、皆それぞれ背景が違います。では、どのような方法で、起業するためのお金を用意することができるのでしょうか。実は方法は、次の3つしかありません。

貯金で起業する(お金を貯める) 〜自己資金〜

一番最初に考えるパターンですね。コツコツと貯金して、お金を貯めてスタートする方法です。自分で貯めたお金を使うのですから、もし失敗して無くなったとしても、ゼロになるだけですから、一番気楽に使えますね。ただし、この方法は自立した収入源がないと、時間がかかる方法かもしれません。

融資で起業する(お金を借りる)〜関節金融〜

融資というと難しそうですが、簡単に言うと人からお金を借りてスタートする方法です。日本ではなぜか、「お金の貸し借りはしてはいけない」とか「お金を借りるときは友人を捨てるつもりで」と言いますが、私はこれに反対です。あなたは、そんな根拠のない迷信のような言葉を信じていてはいけません。


友人や知人、親や兄弟から借りれるなら借りましょう。そして、利息はきちんと払いましょう。利息を払えば、相手も得をする話なのですから、あなたが申し訳なく思う必要はありません。お互いが得をするのですから、喜ばれることはあっても、「友人を捨てることになる」理由なんてないのです。借りる先はもちろん、銀行や日本公庫(日本政策金融公庫)からでも構いません。

投資(出資)を受けて起業する(お金を出してもらう)〜直接金融〜

これは、上の2つに比べてあまり知られていませんが、元々この方法が起業の原点です。借りるのではなく、お金を出してもらってスタートする方法です。この方法は、失敗しても、借りたときのように返す必要がありません。

お金を出す人(出資する人)は、あなたのビジネスが成功して利益が出たら、自分が出資した比率に応じて利益を配当として受けることを期待して、お金を出しています。これは、個人投資家やエンジェル投資家、ベンチャーキャピタルなどが行います。



お金を貯める以外にも、方法があることが判っていただけたでしょうか。こうやってみると、人によって、また環境によって、お金を用意する方法が限られる訳でもないと思って頂けたのではないでしょうか。

また、お金を用意することは、単なるスタート地点でしかないのです。大切なのは、スタートしたその後です。その前に、どうぞ諦めたり、疲れたりしないでください。あなたが、必要なお金を手にして、あなたのビジネスを首尾よくスタートさせることができますように、お祈りしています。


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