口べたなので投資家へ上手なプレゼンができません
人間はみんな、コンプレックスの塊です。口べた、説明が下手、上手に話がまとめられないと思っているのは、なにもあなただけではありません。しかし、そんな人でも、一生誰とも話さずに生きる訳には行きません。特に、あなたが起業しようとしていて、エンジェルや個人投資家へ、自分のプランについてプレゼンする必要があれば、尚更です。
そんなときに、役立つのは、以下の3つの方法です。順に見ていきましょう。
まず自分で整理する
「口べたなんです」と言う方は、自分の中でも、よく話す内容が整理できていないことが、多いように思います。まず、自分が何を提案しようとしているのか、箇条書きでもいいのでドンドン書き出してみましょう。そして、書き出している中で生まれてくる疑問やその答えも、ドンドン書いてください。ここは大切ですので、面倒がらずに、しっかりと整理してみましょう。
相手の気持ちになる
あなたは、説明が下手なのではないのです。「相手の知りたい答えを、与えられていないだけ」なのです。これは、難しいことのように感じますが、実はとても簡単です。
プレゼンは、提案です。あなたの話したいことを話すのではありません。あなたがエンジェルや個人投資家と入れ替わり、誰か見ず知らずの人からプレゼンされるとしたら、どのようなことが知りたいかと考えて話をするだけです。相手の気持ちで話すということができれば、話し方はどうであれ、相手には伝わります。
そして最後になりますが、これもとても大切です。
恥ずかしがらない
「上手に話せない」と言いますが、なにも上手である必要などありません。また、あなたが投資や出資などについて、全く知らないからと言って、それを恥じたり、消極的な気持ちになる必要はありません。人はそれぞれ、自分の分野についての知識しか持っていないものです。エンジェルや個人投資家は、投資や出資が自分の分野なのですから、知っていて当然なのです。
エンジェルや個人投資家は、決して、あなたの話し方が上手だから、出資したくなるのではありません。どれだけ上手にプレゼンされても、それは起業プランを知るための方法でしかありません。また同じく、あなたが起業した後のあなたの顧客も、あなたの説明が上手だから、あなたから買う訳ではありません。
誤解を恐れずに言ってしまえば、「説明なんて下手でいい」のです。胸を張って、あなたの起業プランをエンジェルや個人投資家にプレゼンしましょう。大切なのは中身です。話して伝えられないと思ったら、自分で整理するときに使った、「箇条書きの紙」を見せてもいいでしょう。
形に囚われず、本質を見極めるようにしましょう。そうは言うものの、エンジェルや個人投資家へ、あなたの起業プランが全然伝わらないのも問題です。それでは、出資するかどうかの、判断材料がなくなってしまいます。ですから最低限、上に書いた3つのポイントは押さえておくようにしましょう。どうぞあなたが、エンジェルや個人投資家からの出資を得られ、あなたの起業プランがスタートさせられますように。