事業計画なんて作れなくてかまわない!

「事業計画書はありますか?」そんな質問をされても、作ったことはないし、作り方も判らない。そんな方も多いでしょう。事業計画がなければ、起業する資格がないかのように言われる方もいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。

もし、あなたの起業が、自らも道具を取って現場に行く、職人さんとしての起業であり、既に仕事をもらう会社も決まっている場合、事業計画なんてものは必要ないでしょう。

また、あなたが趣味で始めたアクセサリーの作成・販売が、思いの外(ほか)売れて、会社員を辞めて起業するというような場合も、事業計画は必要ないでしょう。

そのほかでも、大きく資金が必要ないものや、副業(サイドビジネス)から起業するようなケースでは、特に事業計画がなくても、ある程度の予測ができますので、わざわざ事業計画を作ることに時間を割く必要はないと思います。


ましてや、使っているのは自分が貯めた貯金なのです。自分のビジネスを、自分のお金でするのですから、誰かに事業計画を見せる必要もありません。

事業計画書が必要となるのは、「あなたの起業を、誰かに納得してもらわないといけない場合だけ」です。この「誰か」というのは、例えば、あなたが起業することに反対しているご主人(旦那さん)や、妻(奥さん)かもしれませんし、お父さん、お母さん(親)かもしれません。

その他でいうなら、自分のお金以外を使って起業する場合だけでしょう。起業するのに、銀行からお金を借りたり、個人投資家やエンジェル、ベンチャーキャピタルなどに出資してもらったりする場合は、その人たちを納得させるための資料として、事業計画は必要かもしれません。

さて、あなたはどのように起業されますか?あなたのビジネスモデルにもよりますが、「起業するには事業計画が絶対に必要」という訳ではありません。もちろん、あなたが自分のビジネスについて知るために、また、目標までの到達手順を確認するために作られるというのは、素晴らしいと思いますよ。頑張って下さいね。


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