投資を決めたあとにコッソリ私がしている事

毎日のように行っている投資面談で、投資に向けて積極的に検討に入ることとなった案件は、そこから起業家が行ったプレゼンの内容について、独自に調査を行ったり、また弱点を探し出したりという作業を行います。この段階では基本、投資することを前提として作業を行います。

この調査はわたし自身が行う調査のほか、わたしが得意なジャンル以外の事は、既に通しているグループ会社の社長たちに力を貸してもらうことも少なくありません。例えば、社長たちが得意であったり造形の深いジャンルであれば、彼(彼女)たちから見ての助言や意見を求めます。

ときには、わたしが投資しようとしているその起業家から受けたプレゼンを自分なりに噛み砕いて、グループ会社の社長たちへ代弁者としてプレゼンを行うこともあります。そして、社長たちから受けた質問に、一つ一つ答えながら検討を重ねていくのです。

これはとても有益で、今まで気付かなかった側面で検討することができます。これは決して「投資を辞めるため」ではなく、先に弱点を洗い出してそれを潰してから「投資を行うため」に行うのです。そして、リスクを最小限に減らしたあとに、投資の契約を行うことになります。


わたし自身は「できれば投資したい」と考えていますので、どうしても見る目が甘くなってしまう部分があります。そんなときに、グループ会社の社長たちより問題や弱点を指摘してもらえることは、冷静な判断に役立っており感謝しています。

もちろん最終的にどこまでのリスクを負うのか、また投資実行の時期や額などを決めるのはわたし自身ですから、どれだけリクスが高いと反対されても投資を行う事はあります。しかしできれば、みんなに応援されて投資したいのが人情です。

今はまだまだ出資会社の数は少ないですが、出資したグループ会社同士が相乗効果やスケールメリットで利益を享受できるようになればいいなと思っています。それにはまだまだ数が足りませんね。どうですか?あなたの事業にも出資させてもらえませんか?


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