なぜか最初からケチのつく話を避ける理由

何事も全て思い通りにいくということはありませんが、それでもわたしはあまり「最初からケチのついた案件」には関わらないようにしています。

「ケチがつく」というのは、あまりいい表現ではないのかもしれませんが、言い方を変えれば「なぜか話がまとまらない」とか「何かと周りに問題が多い」、また「利害関係者などとの話し合いが長引く」などです。

これは以前記事にした「進まないループ」と似ているようですが少し違った目線で、単に経験に基づいたものかもしれませんが、投資家になる前(もしかすると、会社員としてサラリーマンをしていた時代)から既に感じていた感覚です。

もちろん最初は「ケチ」が付いていた話でも、いつかは綺麗に整理されて決着が付き、話は前に進んでいきます。そして、その時にいったん胸をなでおろします。「ああ、これでやっと最初の話に戻って安心だね」となるのです。しかし多くの場合、また他の部分から大きな問題が持ち上がり、なぜかまた「ケチ」が付き出すのです。

それはまさに、火災現場のようなものです。いったん火が消えたように見えても、どこか全然関係のないような場所からまた火が吹き上がり、周りを火の海へと変えていく様を、あなたも映画やドキュメント番組などで見たことがあるでしょう。それと全く同じような状態を、リアルで見ることになるのです。


「そう言われてみれば」と、あなたにも思い当たる節はありませんか?原因は時と場合によって様々でしょうが、最初にケチのついた話は、なぜか最後まで問題がついて回ることが多いような気がしてなりません。

起業家のあなたや、起業家を志すあなたも、提携や協業したいと思っている相手や、その相手と共に進めているプロジェクトが、なぜか最初から問題が多く起こり「ケチ」が付いてきているとしたら、少し注意が必要かもしれません。

また今回は「ここで自分だけ抜ける事はできない」などという理由によって、そのまま今の話を進めるのだとしても、この記事を念頭に置いて、ぜひその話が今後どのようになるのかを見守ってみて下さい。

もちろん、あなたがわたしと同じ結論にたどり着くかどうかはわかりませんが、あなたにとってその経験は何らかのプラスとなることでしょう。そしてあなたなりの結論や考え方にたどり着いたら、ぜひ下のコメント欄にあなたの意見を書いてみて下さいね。お待ちしています。


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