オジさん!新しい芽を摘んでいないか?

誰しも正しいことをしたいと思ってるんだけど、この『正しい』ってのが、ちょっと曲者(くせもの)。特にビジネスにおいては。学校のテストみたいに、『はい、正解』なんてもんがない。

ほぼ毎日、起業家の方と面談させて頂くけど、若い人ほど『正解探し』をしてる気がする。確かに、失敗の種というかね、もう明らかに地雷を踏んでる部分は、『間違い』って言ってもいいのかもしれないけど、まあ、それでも時代やターゲットによっては、正解に成りうるかもしれない。

投資の面談という機会を通して、コンサルみたいなことになってしまうこともあるけど、それがいいのか悪いのか、最近考えることも多くなってきた。面談して、『これは、いかんだろう』って意見してしまうと、『なるほど、そうなんですね』と聞いてくれるのはいいのかもしれないけど、はたしてこれで本当にいいのかと。

わたしは、そのビジネスのターゲット層とかけ離れていることもある。性別や趣味なんかが、違うこともある。そんなわたしが、『これは、いかんだろう』と言ってしまう。そして、ビジネスモデルの一部分に修正が加わってしまう。


こうやって、新しいアイデアが世に出るのを、わたしが、自分の物差しで摘み取ってしまってるんじゃないんやろかと、たま〜に不安になったりする。まあ、面談のあとに、『何を言ってるんだ、オジさん。これだから年はとりたくないよ』と意に介していなくても、それはそれでいいのかもしれない。

投資に関してはね、もちろん、わたしがするもしないも自由なんだけど、起業に関しても同じように、その起業家の方が、どのようにするのかは自由。だから、これが正解なのか、これをすれば成功するのかとあまり鵜呑みにするのはどうかと思う。

もちろん中には、どう考えても、『アカンやろ』ってアイデアもあるけど・・・・これを指摘すべきか、せざるべきか・・・う〜ん、悩ましい問題やね。まあ、頭で判っていても、口は勝手に喋ってしまうから、面談でのわたしの話を起業家の方は自分の判断で、取り入れる・取り入れないを判断してくださいね。


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