脱サラして失敗したら残るのは借金・・・それを避ける方法

脱サラしたけど、失敗。たくさんの借金だけが残って、脱サラなんてしなければよかったのにと、妻に責められる夫。こうして、言葉にするだけでイメージできてしまいますね。テレビなどで刷り込まれた結果でしょうか。

実際に脱サラして、事業に失敗した場合、どうなってしまうのだろうと不安になる方は多いとおもいます。失敗した場合ばかりを考えているのは、よくないと思いますが、失敗した場合を想定していないのもよくありません。

実際、脱サラして事業に失敗したという理由だけで、借金まみれになるはずがありません。なぜなら、脱サラにも、起業にも、事業をするにも、それ自体に大きなお金がかかることはありませんので、借金をする必要がないからです。

ではどうして、脱サラして事業に失敗すると借金まみれになってしまうのでしょうか。それは簡単です。脱サラ前に準備ぜず、なおかつ、失敗した場合を想定せずに、借金して事業を始めてしまうからです。しかし、実はこれだけでは、「借金だけが残る」という状態にはなりません。

この状態ですと、社長自信が自己破産することで、ほとんど借金は残りません(自己破産することの是非については、ここでは論じません)。借金が残ってしまうケースでは、連帯保証人に破産できない(またはさせたくない、迷惑をかけたくない)人が関わっている場合です。


この場合は、自分が自己破産してしまえば、その迷惑をかけたくない人へ借金が移動してしまいます。そのため、必死になって自分で返そうとします。こうして、「脱サラに失敗した人の借金地獄の絵」が出来上がってしまうのです。

では、こうならないためには、どうすればいいでしょう。簡単です。十分な準備を行い、失敗した場合を想定した資金計画を立てましょう。失敗しても、最初に用意したお金を使い切ったらやめればいいのです。失敗してお金がなくなれば、また脱サラを辞めてサラリーマンに戻ってもいいのです。そして、また資金ができたら脱サラする。

どうしても借金して、事業を大きくするときは、自分以外の連帯保証人は立てないなどの対策を立ててもいいかもしれません。最初から、失敗することを想定しておくことも必要です。そうやって想定しておくことができない、またはしなかったために、最悪の結果を招くことになるのです。

ここまで読んだあなたは、脱サラして起業して、仮に失敗してしまったとしても、借金まみれになってどうしよもなくなるという可能性は、少なくできたと思います。何度でもリベンジするためにも、できる限りの対策は立ててから起業したいものですね。あなたの成功を、お祈りしていますね。


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